騒音防止技術

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主な遮音機構の種類と特性

I. 蜜実な一重構造

単層平板、波板類、弾性的性質の似た材料の積層材。

音の周波数が高くなるにつれて透過損失が大きくなるが、ある周波数に達すると板が共鳴することによって透過損失が低下する(コインシデンス効果)。

一重構造の周波数特性

一重構造の断面模型

II. 中空構造(蜜実材料+空気層+蜜実材料)

均質材料の2枚の板材の間に空気層を設けた中空壁。

入射側と反射側の板材が空気のバネでつながれた形になるため、空気バネの防振効果によって透過損失を大きくしているが、低音域において空気層の共鳴によって透過損失を低下させる周波数域がある。

中空構造の周波数特性

中空構造の断面模型

III. 剛性材サンドイッチ(蜜実材料+剛性材+蜜実材料)

II.の空気層を剛性材に置き換えたもの。

I.やII.に比べて特定の周波数における透過損失の低下を抑えることが出来て、遮音材料の理論的な透過損失(質量則)に近い周波数特性になる。

剛性材サンドイッチの周波数特性

剛性材サンドイッチの断面模型

IV. 抵抗材サンドイッチ(蜜実材料+抵抗材+蜜実材料)

II.の空気層に吸音材(抵抗材)を挿入したもの。

空気層の共鳴による透過損失の低下を抑えることが出来て、かつ全周波数域にわたって防振効果が期待出来て遮音性能が向上する。

抵抗材サンドイッチの周波数特性

抵抗材サンドイッチの断面模型

(注意) 上記のグラフはいずれも透過損失の周波数特性を表しています。また、グラフ中の破線は、蜜実材料の質量則を表しています。

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